1_旧約聖書の著者 - UN-UNSOLVED オカルト異説総合検証サイト

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1.旧約聖書の著者

古代文明の謎をムー的にひも解く際必ず登場する文献が旧約聖書である。

たとえば旧約聖書の「創世記」に関係する古代文明異説については久保有政先生や飛鳥昭雄先生の著書が詳しい。

お二方の説で共通する部分も多いのが「創世記」の解釈であろう。

創世記のなかでも特に興味深いのは「ノアの大洪水」である。
このイベントの前後で地球の環境が激変したとされるためである。

一般的には全地球が水没するような大洪水はここ数千年に起きてはいないとされているが、
創造論的には4000年~6000年前(※1)までに「ノアの大洪水」によって地球上は水没したという。
(※1 時期については研究者によって異なる)



久保先生の執筆された以下の論文が創造論的に極めてシンプルにまとまっていて読みやすいため、
興味のある方は一読してほしい。


そんな旧約聖書の「創世記」はモーセが記したものとされる。
はたして旧約聖書はモーセが書いたのだろうか?



2.旧約聖書の謎

以下にWikipediaの説明を引用しておこう。

<引用>
モーセ五書(モーセごしょ)、時にはトーラとも呼ばれることがあるが、
旧約聖書の最初の5つの書である。モーゼの五書、律法(りっぽう)、ペンタチュークとも呼ばれる。
これらはモーセが書いたという伝承があったのでモーセ五書と言われるが、近代以降の文書仮説では
異なる時代の合成文書であるという仮説を立て、モーセが直接書いたという説を否定する。
ただし、保守的なキリスト教会と学者は今日もモーセ記者説を支持している[1][2]。
また正教会における註解書には、こうした学説の対立に触れず、「伝統的に」モーセが著者であると
されているという記述にとどめているものもある[3]。
</引用>

果たして旧約聖書のモーセ五書はモーセが記した文書なのであろうか?

上記説明文の中に新しい観点で旧約聖書をひも解くうえで重要なキーワードがある。
それが「文書仮説」である。
モーセが書いたとされる文書は実は異なる時代の別の人間が書いた文書であり、しかもそれを合成した
文書が旧約聖書だという。

まさに聖なる伝承に対する正面切っての挑戦が「文書仮説」といえる。

異なる時代の異なる立場の人間が恣意的な文章を合成させていたとするなら、
聖書に対する見方もまた変わってくる可能性がある。




3.モーセ五書の著者とは

「文書仮説」によりモーセ五書に携わったグループはかなりのところまで判明している。
なんとモーセ五書を書いたグループ4グループにより編纂されたというのである。

文書仮説に従うと書き手が異なるため神の呼び方も異なる。
すなわち、「神」「ヤハウェ」「エロヒム」である。

神を「ヤハウェ」と呼ぶグループをJグループ、
神を「エロヒム」と呼ぶグループをEグループと呼ぶ。

神の呼び方だけではなく、文体の差、用語の違い、関心の差異があった。
祭司にかかわる部分に興味をもち執筆したグループをPグループ、
申命記を書いたグループをDグループとして分類している。

分類根拠については「旧約聖書を推理する」(R.E.フリードマン著)を参照してほしい。

具体例をもって極めて明確にそれを説明しており、
文体や用語などで分類し歴史的背景や書いたと思われる人物像を見直すことで新たな視点から
旧約聖書を見直すことに成功している。

創世記の編纂に携わった2グループ。
それぞれJグループはユダ王国にゆかりのあるもので、
Eグループはイスラエル王国にゆかりのあるものだという。
この2グループは同じ事象をそれぞれが書くことで微妙な食い違いが生じており、
どちらかが相手の文書を下地に書いたとも推測されている。

しかしもっとも興味深いのはそれぞれのグループが同一の文書をベースに文書を書き、
後にそれぞれの文書マージしたのではないかという可能性を示唆している点であろう。

もしそうであれば文書の大局的な流れに違いはなく聖書を完成させることも難しくはない。

「真・旧約聖書」といってもよい文書が存在していた可能性を意味する。



4.旧約聖書の謎

日本国内でも古代史をつづった偽書とされる文献はいくつかある。
『上記』『竹内文献』、『旧事本記』、『東日流外三郡誌』『秀真伝』などなど、
いずれもなんらかの文書をベースに作成されたという説がある。

旧約聖書の成立にも同様の過程があったとしても不思議はない。

いずれにせよ二〇〇〇年以上経って、なお様々な謎が残る旧約聖書という古文書は非常に興味深い。
アポクリファ―を含めまだまだ謎は尽きそうにない。

今後の研究成果に期待したい。


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